「メビウス」41話を観ゆ。
ウルトラマン80客演の回。
「仰げば尊し」のシーンと、人間体になってかつての教え子たちの中に入っていくとこは、ウルトラマンとしてじゃなく、良かったな。

橋川もいわば80世代だが、「俺たちのウルトラマン」みたいな思い入れは実はない。
姉妹とのチャンネル争いで負けたり勝てなかったりで、とびとびにしか観てなかったせいもある。

ウルトラマンが学校の先生という設定は、子供心にかなり新鮮だった。
「今(1980年に)ウルトラマンをやる意味は?」への答えとして、当時ブームだった学園もののテイストを取り込んだということと、防衛チームの隊員の立場からだけでは描けないドラマづくりを狙って、ということらしい。
これは序盤のいくつかのエピソードに傑作を生む。

しかし、やはり学園ものと怪獣ものの両立は30分ではきつくなったか、やがてウルトラマン80こと矢的猛の教師としての側面は、うやむやにされていく。
今回のメビウス41話はそのあたりに決着をつける話となった。

あれだ。
少年犯罪の凶悪化やら性の暴走やら教育の興廃やら言われている昨今、もう一度真面目に試みられて良いコンセプトじゃないだろうか、「ウルトラマン先生」。

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