つーか遺産うざったてー。
2006年12月7日 TVメビウス話続く。
最初に見た時は上質の悲劇だったものを、月並みな美談に摩り替えてしまってないかい? とは思いつつ、素直に感動した。
しかし、ラスト3分の園長先生のモノローグがどこか引っかかって、「待てよ」となった。
結局、川原で穴を掘っていた青年は地球を去ることは出来なかったのだろう、とそこで判る。
彼は地球で亡くなったのだ。
きっと「美しい花を造る手を持ちながら、ひとたびその手に刃を握れば」いくらでも残忍になれる、日本人の偏見にさらされながら。
結局何も救われてないんじゃね?
30年前の当事者が謝罪したという話ではない。
未来志向といえば聞こえは良いが、結局は負の遺産を後の世代に押し付けることでもある。
謝るべき時に、謝るべき人が謝らなかったせいで、こじれにこじれてしまっている民族関係は、ここで例をあげるまでもない。
「日本人」とメイツ星人が握手する姿は結局描かれなかった。
そこのところに気付いて見直してみる。
30年前の悲劇を知っても、
「いきなり宇宙人が現れたら驚くよね」
「あれは無知と恐れの引き起こした悲劇だった」
と、けして「謝罪」の姿勢にはならないガイズ隊員たち。
「あの時は仕方がなかった」
「そういう時代だったとしかいいようがない」
と、祖先の過去の過ちから目を背けがちな、「日本人」の姿そのものだ。
「少年」では、メイツ星人を殺してしまった「日本人」たちが、怪獣が現れるや、あわてて郷秀樹にすがる。
「何を勝手なことを」
と一端はウルトラマンとしても、MAT隊員としても、その使命を忘れかけた郷だったが、
「街が大変なことになっているぞ」
と隊長からさとされて変身、やり場のない怒りを怪獣ムルチにぶつける。
「遺産」では、リュウがミライに
「街が大変なことになってるじゃねぇか」
と変身を強要する。
ミライとビオが握手しかけたのを、「無知と恐れ」から狙撃してしまったのはリュウだ。
郷隊員なら「何を勝手なことを!」と怒るところだ。
最初に見た時は上質の悲劇だったものを、月並みな美談に摩り替えてしまってないかい? とは思いつつ、素直に感動した。
しかし、ラスト3分の園長先生のモノローグがどこか引っかかって、「待てよ」となった。
結局、川原で穴を掘っていた青年は地球を去ることは出来なかったのだろう、とそこで判る。
彼は地球で亡くなったのだ。
きっと「美しい花を造る手を持ちながら、ひとたびその手に刃を握れば」いくらでも残忍になれる、日本人の偏見にさらされながら。
結局何も救われてないんじゃね?
30年前の当事者が謝罪したという話ではない。
未来志向といえば聞こえは良いが、結局は負の遺産を後の世代に押し付けることでもある。
謝るべき時に、謝るべき人が謝らなかったせいで、こじれにこじれてしまっている民族関係は、ここで例をあげるまでもない。
「日本人」とメイツ星人が握手する姿は結局描かれなかった。
そこのところに気付いて見直してみる。
30年前の悲劇を知っても、
「いきなり宇宙人が現れたら驚くよね」
「あれは無知と恐れの引き起こした悲劇だった」
と、けして「謝罪」の姿勢にはならないガイズ隊員たち。
「あの時は仕方がなかった」
「そういう時代だったとしかいいようがない」
と、祖先の過去の過ちから目を背けがちな、「日本人」の姿そのものだ。
「少年」では、メイツ星人を殺してしまった「日本人」たちが、怪獣が現れるや、あわてて郷秀樹にすがる。
「何を勝手なことを」
と一端はウルトラマンとしても、MAT隊員としても、その使命を忘れかけた郷だったが、
「街が大変なことになっているぞ」
と隊長からさとされて変身、やり場のない怒りを怪獣ムルチにぶつける。
「遺産」では、リュウがミライに
「街が大変なことになってるじゃねぇか」
と変身を強要する。
ミライとビオが握手しかけたのを、「無知と恐れ」から狙撃してしまったのはリュウだ。
郷隊員なら「何を勝手なことを!」と怒るところだ。
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