「皇帝の新しい洋服:改訂版」

「陛下、これこそ我々が新開発した、バカには見えない繊維でございます」
「なぜ、お前たちに“バカには見えない”ことがわかるのだ?」
「……」
「……」
「まぁ、良いじゃないですか、細かいことは」
「細かいことって」
「いかがでしょう? この繊維で皇后陛下の新しいおめしものを一着、お仕立てになっては」
「そう言われてもなぁ」
「それから、お年頃になられた皇女殿下にも」
「10着ほど頼もうか」

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「ハリー」

ズギューン!
ズギューン!
ズギューン!
ズギューン!
ズギューン!
ズギューン!

「おおっと、お前が今何を考えてるかわかってるぜ、数えてるんだろう、俺が6発全部うっちまったか、それともまだ5発だったかとな。

「実を言うと俺も途中から頭に血がのぼって、何発うったか数えるのを忘れちまっんだ。

「だが、こいつは44マグナムといって、世界で一番強力な銃なんだ、お前の頭なんか一発で吹っ飛ぶぜ? 楽にあの世に行けるんだ、運がよければな。

「さぁ、どうする、おい?」

「バカめ! 俺はちゃんと数えてたぜ、お前は6発全部つかいきっ……」

ズギューン!

「タマくらい、魔法で簡単に出せるのさ」

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遅ればせにおもいついた「卑怯」ネタふたつ、せっかくだからここに書いておく。

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