「ジュウザ倒る! 俺は命を捨てても愛する女を守ろう!!」
2003年2月27日「命を捨てに戻ったか、ジュウザ」
「ただでは捨てぬ、俺は寂しがりやでな、貴様を道連れに行こうと思っている」
「フ、貴様が言うとそれらしく聞こえるわ」
という風に、昨日の日記を書こうと思ったら、強風のせいでどこかの電話線が普通にでもなったらしく、ネットできんかったよ。
フ〜。
何はさておき、ジュウザ対ラオウ、その第2ラウンド。
北斗三兄弟の巴戦以外では、まぎれもなく「北斗の拳」のベストバウトのひとつでしょう。
ラオウの前でおむむろに鎧を脱ぎ捨てるジュウザ、
「我の拳の神髄は背水の陣にあり! 防具があればそこに油断、甘えが生じる。生か死か、いずれかひとつの背水の拳の威力は、ラオウ、お前が一番よく知っているだろう」
ともっともらしいこと言っておいて、実は身体に油を塗っています。
あざとい。
リハクよりよっぽど策師である。
んで、ラオウの剛拳を見事さばいて、懐へ踏み込み、激壁背水掌!
あと一歩の踏み込みがあれば、致命の一撃となったかもしれない、ジュウザ執念の奇策。
ラオウにダメージらしいダメージを与え、流血らしい流血を強いたのは、リュウケン、トキ、ケンシロウに次いでジュウザで4人目、つまり北斗の男以外では彼がただ一人である。
結果的に、寸前でラオウに意図を見抜かれ、両肩の秘孔を突かれたことで、この奇策も決定打とはならなかった。
勝負に「もし」はない。
しかし、もし、例えばケンシロウと一戦をまじえる以前のラオウであったなら?
あるいは、もし、ジュウザがその天賦の才をもとに特定の流派を学んだ正統の拳士であったなら?
この一戦の勝者と敗者は逆転していたかもしれない。
とまれ、結果として、ジュウザは秘孔「鏡明」をつかれて両拳を砕かれる。
万策尽きたかに見えたジュウザには、しかし、そこからもうひとつ策が用意してあった。
背水掌での奇襲戦法より、むしろこっちこそ死を賭した秘策の本命だったかもしれず、また、これあったればこそ登場期間はけして長くなかった彼が、忘れ得ない名バイプレイヤーとなっているのだとさえ言える。
覚悟を決めたかのように両の腕を大きく左右に広げ、胸の急所をラオウにさらけだすジュウザ。
さぁ、撃ってこい、とばかり。
そうされて、撃たないラオウじゃない。
地をも砕く剛拳がジュウザを射抜いた…… かに見えたその時!
ああ、この先は本当に涙なしには語れない!
だから以下次号!!
「ただでは捨てぬ、俺は寂しがりやでな、貴様を道連れに行こうと思っている」
「フ、貴様が言うとそれらしく聞こえるわ」
という風に、昨日の日記を書こうと思ったら、強風のせいでどこかの電話線が普通にでもなったらしく、ネットできんかったよ。
フ〜。
何はさておき、ジュウザ対ラオウ、その第2ラウンド。
北斗三兄弟の巴戦以外では、まぎれもなく「北斗の拳」のベストバウトのひとつでしょう。
ラオウの前でおむむろに鎧を脱ぎ捨てるジュウザ、
「我の拳の神髄は背水の陣にあり! 防具があればそこに油断、甘えが生じる。生か死か、いずれかひとつの背水の拳の威力は、ラオウ、お前が一番よく知っているだろう」
ともっともらしいこと言っておいて、実は身体に油を塗っています。
あざとい。
リハクよりよっぽど策師である。
んで、ラオウの剛拳を見事さばいて、懐へ踏み込み、激壁背水掌!
あと一歩の踏み込みがあれば、致命の一撃となったかもしれない、ジュウザ執念の奇策。
ラオウにダメージらしいダメージを与え、流血らしい流血を強いたのは、リュウケン、トキ、ケンシロウに次いでジュウザで4人目、つまり北斗の男以外では彼がただ一人である。
結果的に、寸前でラオウに意図を見抜かれ、両肩の秘孔を突かれたことで、この奇策も決定打とはならなかった。
勝負に「もし」はない。
しかし、もし、例えばケンシロウと一戦をまじえる以前のラオウであったなら?
あるいは、もし、ジュウザがその天賦の才をもとに特定の流派を学んだ正統の拳士であったなら?
この一戦の勝者と敗者は逆転していたかもしれない。
とまれ、結果として、ジュウザは秘孔「鏡明」をつかれて両拳を砕かれる。
万策尽きたかに見えたジュウザには、しかし、そこからもうひとつ策が用意してあった。
背水掌での奇襲戦法より、むしろこっちこそ死を賭した秘策の本命だったかもしれず、また、これあったればこそ登場期間はけして長くなかった彼が、忘れ得ない名バイプレイヤーとなっているのだとさえ言える。
覚悟を決めたかのように両の腕を大きく左右に広げ、胸の急所をラオウにさらけだすジュウザ。
さぁ、撃ってこい、とばかり。
そうされて、撃たないラオウじゃない。
地をも砕く剛拳がジュウザを射抜いた…… かに見えたその時!
ああ、この先は本当に涙なしには語れない!
だから以下次号!!
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