ちょっと仕事でへま。
見慣れた職場にふと違和感を覚え、でもそれが何だか判らずに放っておいたら、あとで上司から、
「ベテランだろうに」
と言われる羽目になった。

もうちょい自分の経験から来る直感を信頼しようと思った。

150キロのストレートを投げられる人が、130キロしか投げられなかったら、それはやはり不調だろう。
一方で、絶好調時の最高速がそれくらい、という変化球投手だっている。
同じ130キロを、絶好調と取るか、不調と取るかは、人によってそれぞれだ。

現ダイエー監督の王 貞治氏。
現役時代の通算本塁打868本はもちろん現在でも日本記録だが、当人は今もこの数字に悔いを残す。
「プロ野球人生を通じて1万回以上打席に立って、その全てでホームランを狙って、たった868本しか打てなかった」
と。

毎日、阪急、近鉄を率いてパ・リーグを制すること8回。
しかし、ある時は三原魔術に、ある時はV9巨人に、そしてまたある時には「江夏の21球」によってことごとく日本一の座をのがして来た。
西本幸雄氏を人は「悲運の名将」と呼ぶ。
「人はそう言うけど、そんなことはない。8回も日本シリーズで戦えたんだ。私は幸運な男だったよ」
とは、しかし当人の弁。

「成功」と「失敗」、どこで満足し納得できるかは、結局当人次第ということ。
いきつけの某所掲示板で持ち上がっていた話題で、そんなことをふと思った。

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