橋川の母はギリギリで戦時中の記憶のある世代となる。
その彼女がふとこぼした話なのだが、東京から疎開して来た少年で、やたら頭の良い「東郷くん」という子がいたのだそうだ。
「東郷元帥の遠縁にあたるらしい」
という噂が当時の級友たちの間で流れたとか、どうだとか。

橋川としてはそれより、
「実はユダヤの血が入っている」
とか、
「いや、ロシアだそうだ」
とかいう噂はなかったかと、そっちの方が気になってしまうが。
やけに冷たい目をした、無表情な子供だったりはしなかったかとか。

いやいや、これ以上の詮索は命が惜しいのでやめておくが良かろう。
し、知らない!
俺は何もつかんじゃいない、本当だってば!

もし、いきなり橋川が音信不通にでもなったら、それはきっとGの……
ゲフゲフ!
い、いや、何でもない。

愉快な妄想はさておき。
スポーツ用品店をひやかしに行ってみる。
例のバッティングセンター通いは続いているんだが、どうせならマイバットも欲しいかな、と何となく思ってみたりして。
長さも重さも材質も同じようなバットが、ただ「イチローモデル」とか「松井モデル」とかつくだけで、値段が二、三倍は違うというのに驚き。
名のあるバット職人さんが、その人のためだけに特注で仕上げた一品という訳でもなく、ただ同じ仕様の大量生産品だろうに。
何にしても、時々運動不足解消に打つだけの奴が、そこまですることもないか、と断念。

「ガンダム種」。
フレイは、きっとコーディネイターに対するナチュラルの生理的嫌悪を、キャラクターとして代弁しているんだろうね。
このトゲっぽさは、ある意味ガンダム的というよりむしろ富野的。
本当にこれからどうなっていくんだろう。

ところで、ああいうシャワーがあびられるってことは、やっぱり艦内の居住区は有重力なのかな、と思っていたら、ああいうベッドで寝ていたりして、やっぱりそこらへんの描写があいまいなのが、やけに気になる。

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