何やら右目の奥の方がズキズキする。
まだだ、まだもう少し待ってくれ。
俺にはまだこの世で見届けたいものがあるんだ。
……と勝手にもりあがってみたり。

アラン・ド・ソワソンという男がいた。
軍人だった。
男装の麗人として知られる、オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ准将に率いられ、大革命で市民側に味方した、フランス衛兵隊の副隊長であり、バスティーユ監獄の襲撃にも参加。
さらにくだって、ナポレオン・ボナパルトが頭角をあらわして来ると彼の麾下で戦い、将軍にまでのぼりつめた。

要するに、池田理代子の「ベルサイユのばら」と「エロイカ」の登場人物である。

「ベルサイユのばら大辞典」の彼のページを見たら、面白いことが書いてあった。
「人づてにアニメの最終回でアランが農夫にされていたと聞き、自分としては彼はオスカルの思い出を抱いたまま、ずっと軍人として生きていったろうというイメージだったので、それが悔しくてのちに『エロイカ』で再登場させた」
という意味の、池田先生のお言葉。

何だいそうだったのか。

そして、「人づてに」と言っているのも面白い。
原作者がかならずしも、自作品のアニメをチェックしているものでもないのだね。

「少コミCheese!」発売日。
自分がこの雑誌の発売日をこころまちにするようになるとはなぁ。
先月号で良い方向に向かいかけた蝶子とメガネ(敬称略)だったのに、ああ、何だかまた……
彼らはきっと5年早い恋をしているんだ。

他作品も見てみると、この雑誌の中では割とまともな方なんだけどね、この二人。
もう、メイドはいるわ、実の姉弟はいるわ、調教されてるのはいるわ……
本当にこれ、「少女誌」のくくりで良いんだろうか。

「ドカベン・プロ野球編」の最新巻を発見。
子供のころには、「ドカベン」の表紙にハートマークが乱舞することなど想像もしなかったよなぁ。
内容は、サチ子が岩鬼にメロメロだった頃で、結局どうなるんだろうね、こっちのふたりも。

「スポーツ選手としての才能と恋心の板挟み」という点で、そういえばこの二組は同じだよな、と今気が付いた。

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