で、「私の…メガネ君」話、つづく。

とりあえず、今後しばらく、「メガネ君」とか「メガネ(敬称略)」とか書いたら、同作の登場人物、「本名・天川太一朗」をさす固有名詞と思っていただきたい。
視力矯正具としてのアレは、「眼鏡」と書きます。

そんな感じで、そのメガネ(敬称略)。
最初に確認しておこう。
橋川はこいつ嫌い。

きれいごとばかり言いたくない。
その嫌いという感情は、半分以上…… 多分、7割くらい、妬心から来ている。
畜生、うらやましいぞ、メガネ(敬称略)。
大嫌いだ……グスン。

と心情を吐露したうえで、ここからの本題は、その橋川の私情を差し引いて聞いていただけると幸い。

あ〜、何かね、このメガネ(敬称略)、この手の眼鏡キャラとしては珍しく(と思うんだけど)子供だと思う。
大人びた面立ちや物腰に騙されるけど、根は幼稚な独占欲のかたまり。
それでいて、蝶子の方からすりよってくれば、変にじらしたり。
さかしく先読みするところがあるかと思うと、発作的に見境ない行動に走ったり。

結局お前、何がしたいのよ?

どこか支離滅裂で、成熟してないものを感じさせる。
最初のうちは、その未熟っぽさが初々しく、微笑ましくも思ったんだが、どうもその後成長してるように見えないんだよなぁ。
蝶子の方でもこいつにメロメロだから、かろうじて許せるものの、このメガネ(敬称略)がやってることって、犯罪一歩手前だと思う。

こいつには色々言いたいことがある、と昨日書いた。
だが、その「色々」は、実はたった一言に要約される。
「エースをねらえ!」で宗方コーチの言っていた、例のアレ。

「男なら、女の成長をさまたげるような愛し方はするな!」

これだ、これ。

「蝶子さんは 走ってる時が一番キレイです」
とか、
「蝶子さんから陸上は奪えない―……」
とか、それが判るなら、男らしく耐えろ。
気持ちは痛いほど判るんだけど、スポーツ少女を、特に才能ある娘を愛した男の、それが宿命。
彼女の明日のために、君は今を耐えろ。
下唇とかかみしめながら。

とりあえず、大会の観衆にまで嫉妬心爆発させたりするな。
それで陸上少女の彼氏がつとまるかい。

正直、こいつがもうちょい大人であってくれさえしたら、陸上少女としての蝶子のファンである橋川とかも、かなり安心してこのマンガ読めるんだよな〜。
蝶子は蝶子で、陸上とメガネ(敬称略)とはかりにかけたら、後者を取ってしまいそうな勢いだから、気が気でない。
高レベルなライバルと出会うと、やはり燃えてしまうスポーツ少女体質らしいのが、救いではあるが。

3巻まで読んだ現時点で、例えば橋川が蝶子の父親か何かだったら、絶対こいつに娘はやらん。
明智(蝶子に横恋慕してる陸上部の先輩)とかの方が、まだ見所ありそうだ。

で、この話題、明日も続く。

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