「フィルダースチョイスな恋をしよう」
2002年9月27日サイドストーリーっぽく。
多分掲載はマガジ○スペシャルとか、サ○デーGXとか、赤丸ジャ○プとか、そんな感じ。
いつものバッティングセンターに行ったら、以前目撃したホームラン少女とは別の、制服姿の女子高生が低速マシンの打席に入っていた。
そんなミニスカートでフルスイングでもした日には、実に危険だなぁ(何が?)と思いながら観ていたら、ちゃんとスパッツ着用で、フー、やれやれと一安心。
……というのは、話を面白くするための脚色で、実際には上半身の力だけで、いわゆる「手打ち」をしていたから、ひるがえったりはしなかったのだな(何がだよ?)。
そうこうするうち、彼女は規定投球数を終了。
いれかわりに、橋川が打席に入った。
何故かホームプレートが逆さまになっていて、まずそれを直す。
落合博光は、ある地方球場での試合で、どうしてもフォームが定まらないので、よく見たらホームプレートが若干ずれていた、ということがあったそうだ。
三冠王三回獲得の天才打者とはレベルが違っても、やはりホームプレートが逆じゃぁ、いくら橋川だって戸惑ってしまうのである。
ことのついでに、ケージ内にちらばったファウルチップのボールとかを片付ける。
やっぱり気になるものね。
と、ひとつ、中から破裂したかのように、表面の裂けたボールを発見。
思わず、友達二人と談笑する、前打者を振り返る。
まさか……ね。
ところで、
「ボールが止まって見えた」
と言ったのは川上哲治だが、その境地を疑似体験してみたい人には、同じ球速の同じマシンで、40球50球と打ち続けてみることをおすすめする。
1球か2球、本当に、
「今バットを振ればジャストミートだ」
と判る瞬間があるのだな。
そしてまた、その一瞬がやけにながく感じられたりするのだ。
いや、まじで。
もちろん、ただひたすらうちごろの球を放り続けるピッチングマシン(しかも80キロ)が相手のことだから、橋川のごとき素人でもそういうことが言えるのだ。
何としてもこちらを打ちとってやろうと、あの手この手の投球術を駆使して来る、人間のピッチャー相手に「その瞬間」を得るには、それこそ「野球の神様」なみの鍛錬を必要とするのだろう。
「今だ!」と思った時にバットを振って、思った通りのジャストミートが得られた時のあの快感を、何にたとえたものか。
で、今日、そういう打球があった訳よ。
したらば、その打球が見事すぎるピッチャーライナーになって、マシンを直撃。
もちろんネットが張ってある訳だけど、よりにもよって、球が出て来るその穴を通過して飛んでいった、我ながら見事なライナーだった訳よ。
ガタ!
とちょっとすごい音がした。
逃げました、ええ。
(そういう落ちかよ!)
多分掲載はマガジ○スペシャルとか、サ○デーGXとか、赤丸ジャ○プとか、そんな感じ。
いつものバッティングセンターに行ったら、以前目撃したホームラン少女とは別の、制服姿の女子高生が低速マシンの打席に入っていた。
そんなミニスカートでフルスイングでもした日には、実に危険だなぁ(何が?)と思いながら観ていたら、ちゃんとスパッツ着用で、フー、やれやれと一安心。
……というのは、話を面白くするための脚色で、実際には上半身の力だけで、いわゆる「手打ち」をしていたから、ひるがえったりはしなかったのだな(何がだよ?)。
そうこうするうち、彼女は規定投球数を終了。
いれかわりに、橋川が打席に入った。
何故かホームプレートが逆さまになっていて、まずそれを直す。
落合博光は、ある地方球場での試合で、どうしてもフォームが定まらないので、よく見たらホームプレートが若干ずれていた、ということがあったそうだ。
三冠王三回獲得の天才打者とはレベルが違っても、やはりホームプレートが逆じゃぁ、いくら橋川だって戸惑ってしまうのである。
ことのついでに、ケージ内にちらばったファウルチップのボールとかを片付ける。
やっぱり気になるものね。
と、ひとつ、中から破裂したかのように、表面の裂けたボールを発見。
思わず、友達二人と談笑する、前打者を振り返る。
まさか……ね。
ところで、
「ボールが止まって見えた」
と言ったのは川上哲治だが、その境地を疑似体験してみたい人には、同じ球速の同じマシンで、40球50球と打ち続けてみることをおすすめする。
1球か2球、本当に、
「今バットを振ればジャストミートだ」
と判る瞬間があるのだな。
そしてまた、その一瞬がやけにながく感じられたりするのだ。
いや、まじで。
もちろん、ただひたすらうちごろの球を放り続けるピッチングマシン(しかも80キロ)が相手のことだから、橋川のごとき素人でもそういうことが言えるのだ。
何としてもこちらを打ちとってやろうと、あの手この手の投球術を駆使して来る、人間のピッチャー相手に「その瞬間」を得るには、それこそ「野球の神様」なみの鍛錬を必要とするのだろう。
「今だ!」と思った時にバットを振って、思った通りのジャストミートが得られた時のあの快感を、何にたとえたものか。
で、今日、そういう打球があった訳よ。
したらば、その打球が見事すぎるピッチャーライナーになって、マシンを直撃。
もちろんネットが張ってある訳だけど、よりにもよって、球が出て来るその穴を通過して飛んでいった、我ながら見事なライナーだった訳よ。
ガタ!
とちょっとすごい音がした。
逃げました、ええ。
(そういう落ちかよ!)
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