フライ油のすぐそばに、火のついた煙草をおきっぱなしにする上司。
あなたに勇者の称号を授けましょう。

「チャンピオン」その他発売日。
水島先生は、自分で覚えているかどうか判らないけど、岩鬼が時々思い出したようにストライクを快打するのは、高校時代からのことである。
正球打ち開眼か? 単なるまぐれか? と思わせぶりに引っ張っておいて、結局すぐまた悪球打ちに戻っているのも、いつものこと。

一番の被害者は、光高校の一年生エース荒木。
第一打席、ど真ん中をファールで粘られたあげく、考え抜いて投げたフォークをセンター前。
第二打席、悪球気味のフォークだから打たれたのだとど真ん中に投げたら、三塁ベース直撃の実質二塁打。
第三打席、様子見のボール球をあっさりツーベース。
第四打席はとうとうあきらめて、ノーアウト無走者から、飛びついても打てないところへ投げて敬遠四球。
岩鬼攻略にこれほど苦労させられた投手も、他にいない。

と、こう書いて来て気がついたが、「大甲子園」で描かれた明訓の8試合で、唯一岩鬼が得点も打点も記録していないゲームなのだった。
山田が負傷によるスタメン落ち、里中が(三番打者としては)絶不調の4タコであったことにもよるが、何のかんの言って、この両手投げの一年生は意地を見せている。
その後の消息を知りたい「大甲子園」OBの一人である。

「ブラックジャックによろしく」。
医療マンガもここまで来たか、と思う。
かつて野球マンガが、あまりに奇抜な魔球、必殺打法の方向に流れすぎ、「アストロ球団」まで行ってしまってから、方向転換した(するしかなかった)ように。
元祖「BJ」以来の、天才医師が余人に追随できない技術で難病と相対するフォーマットも、「ドクターK」あたりで一段落、リアル路線で人間ドラマ重視の時代に入った、ということか。

「サンクチャアリ」の分厚いペーパーバック版をコンビニで見かけるたび、笑ってしまいそうになってこまる。
野中先生、責任とってよ。

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