あと12日。
2002年1月8日Yahoo掲示板で、元関脇・北の洋こと緒方 昇さんの訃報を知る。
もちろん、橋川などは「白い稲妻」の異名をとったその現役時代を知らず、NHKの名物解説者としてのイメージの方が強い世代になるが、若乃花(初代)を相手の大物言いの一番など、書物でくり返し読んでいる。
相撲中継で見るこの人は、いつも穏やかな語り口で、解説も懇切丁寧、わかりやすかったが、力の入った大一番ともなると、
「いやぁ、両力士ともよくやりました、ええ」
としか言わなくなる、そんなところも好感だった。
一方で、土俵上でつまらぬパフォーマンスに走る力士などには、常に苦言を呈しておられた。
立浪部屋の後輩として、双葉山とも接しておられた方である。
「双葉関は、稽古場でも力水はきれいな霧吹きにしていた、今の力士のあのうがいみたいな水のはきかたは好きじゃないですねぇ」
と語っておられた往時を懐かしく思う。
冥福を祈りたい。
昭和は遠くなりにけり。
いわんや、栃若時代をや。
もちろん、橋川などは「白い稲妻」の異名をとったその現役時代を知らず、NHKの名物解説者としてのイメージの方が強い世代になるが、若乃花(初代)を相手の大物言いの一番など、書物でくり返し読んでいる。
相撲中継で見るこの人は、いつも穏やかな語り口で、解説も懇切丁寧、わかりやすかったが、力の入った大一番ともなると、
「いやぁ、両力士ともよくやりました、ええ」
としか言わなくなる、そんなところも好感だった。
一方で、土俵上でつまらぬパフォーマンスに走る力士などには、常に苦言を呈しておられた。
立浪部屋の後輩として、双葉山とも接しておられた方である。
「双葉関は、稽古場でも力水はきれいな霧吹きにしていた、今の力士のあのうがいみたいな水のはきかたは好きじゃないですねぇ」
と語っておられた往時を懐かしく思う。
冥福を祈りたい。
昭和は遠くなりにけり。
いわんや、栃若時代をや。
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