あと14日。

2002年1月6日
冷徹斎 星月さん、ブックマークありがとうございました。
相互リンクさせていただきました。
よろしくお願いします。

あやうく忘れるとこだったが、今日は我らがシャーロック・ホームズの誕生日。
一般に信じられている生年月日にしたがえば、148才になられたはず。
どうかいつまでもお元気で。

『ニコライ盗撮』を読了し、同じ作者のシリーズ第1作『西郷盗撮』を読み始めた。
タイトルにある通り、俎上にのぼるのは、日本史に限ればニコライ皇太子よりぐっと大物、西郷隆盛その人である。
「好きな史上人物ランキング」で、義経や信長らとならぶ不動のトップランカーだが、そうでなくても維新の大功労者で、そんな彼の写真が一枚も残っていないというのは、明治のミステリだ。

隆盛というと誰でも思い浮かべるあの肖像画は、彼の死後、弟の従道や従弟の大山 巌をモデルにして、想像で描かれたものである、とか……

上野の銅像の除幕式の席上、遺族が「あんな顔じゃない」と言ったとか言わないとか……

いや、それは「あんな格好(着流し姿)はしていない」と言ったのだ、とか……

後に生存逃亡説が流れたりもしたが、そういう事情で、汚れと傷みの激しい西郷の首を、100パーセント確かに彼のものだと、誰にも確かめられなかったせいも、ひとつにはあったようだ。
(もちろん、西郷の最期はやはり、「晋どん、もうここいらでよか」であったと思いたいが)

作中、川路利良が、
「西郷を10人の絵師に描かせると、似てもにつかぬ10人の別人の似顔絵が描きあがる」
と語るくだりがある。
やや意味合いはことなるが、坂本竜馬の西郷評に、
「強くつけば強く響き、弱くつけば弱く鳴る、釣鐘のような人」
というのがあったり、司馬遼太郎先生なども、小説のために西郷像をつかもうとあらゆる資料にあたった末、
「ついによく判らない人だ」
と言っている。

結局そういう人だったのだろう。

写真にはあらわれない魅力というものもあり、その意味で西郷は写真を残さずに正解だったのかもしれない。

逆に、写真を撮っておいて後世得をしたのが、竜馬と土方(笑)。

「ガオレン」。
ヤバイバ奮闘編だが、やっぱりラスボスとしては弱いよなぁ。

「アギト」。
涼にあらたな恋の予感、とは別の方の日記を読んで知っていたのだが、元陸上部員の少女ライダーであったとは!
あえて言おう、萌えであると!!
走る悦びを奪われた彼女は、その埋め合わせを機械が与えてくれる疾走感に求めたが、ただスピードを求めるだけの走りは、やがて迷走から暴走となり、その心は癒えない傷をかかえたまま凍てついていき、しかし、同じ痛みを知る涼と出逢い、共感はやがて友情へ、そして愛へと育って行くのであるな!
うむ、良いではないか。
……と、ひとり盛り上がっていたら、そうか、これって変身ヒーロー番組だったんだっけ。

「009」。
無人島へひとりだけサイボーグ戦士を連れていけるとしたら、第一選択希望選手はもちろん003だけど(オイ!)、005がいてくれたら便利だな、と思った。

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