『ゴルゴ13』のペーパーバックのセレクション版を読み直し。
「FOR MR.MI6」が橋川的にツボ。
ゴルゴへの依頼回数、シリーズ通じて第1位となる英情報部部長(のち退職)ヒュームの登場する2編を収録。
イギリスにすべてを捧げたこの男に、さしも冷徹なゴルゴも特別な感情があるらしく、彼が自分の「ルール」を逸脱した依頼を2度まで許したのは、ヒュームだけである。
「女王陛下への最後のご奉公」のため、全財産を処分しての依頼に、任務完了の証拠物件を病床のヒュームのもとへ郵送してさえいる。
一流のプロフェッショナル同士の、奇妙な心の交流は熱いぞ。

そのヒュームらとともに、数少ない準レギュラーキャラだったマンディ・ワシントンが、今年ジャーナリストを引退してしまったのは、残念だ。

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