魔女の宅急便
2001年7月6日個人的に、一番公正な評価をくだせないでいる宮崎作品である。
公開から10年以上のすぎた今にいたるも。
その理由というのが、実に狭量で近視眼的な私的感情によるものなので、本当に恥ずかしいのだが。
この映画の公開直前に、読んでしまったのだ。
とある雑誌で、宮崎 駿が痛切に手塚治虫批判をぶちあげている手記を。
今なら、まあ、その語るところの正しさも判る。
いつか誰かが言わなくてはいけなかったことだというのも、理解できる。
しかし、なぜ、よりによって橋川が「魔女宅」を観るその直前にそういうこと言ってくれたかなぁ。
まだ高校生の若造だった橋川は、とにかくその一件で宮崎に裏切られた気持ちになってしまったものだった。
結局、その後の約10年間、橋川は宮崎 駿とはほぼ「絶縁」状態にあった。
その作品をまったく観なかった訳じゃなく、観ればやっぱり感動はしたのだけど。
何か……なんかこう、「違う」のだよな、といつも感じていた。
宮崎作品との「復縁」を果たしたのは、「もののけ姫」でやっとだった。
いや、厳密に言うと、それだって本当の意味での「復縁」であるのかどうか。
「千と千尋の神隠し」を劇場に足を運んで観たものかどうか、正直判らない。
多分、観ないだろう。
テレビ放映を観て、きっと感動するのだろうけど。
見苦しくフォローをくわえておくと、橋川は宮崎作品の大半を好きですよ。
「未来少年コナン」を本放映で観ていた世代で、「カリオストロの城」の名シーン、名セリフを今でも話のネタにするし、「ナウシカ」のラストシーンは今観ても泣けるし、「ラピュタ」は心底ハラハラワクワクしました。
でも、でもなぁ……
「理にかなっているけど、ふにおちない」
あえて言うと、そんな感じなのです、「魔女宅」から後の宮崎作品は。
橋川の中で。
公開から10年以上のすぎた今にいたるも。
その理由というのが、実に狭量で近視眼的な私的感情によるものなので、本当に恥ずかしいのだが。
この映画の公開直前に、読んでしまったのだ。
とある雑誌で、宮崎 駿が痛切に手塚治虫批判をぶちあげている手記を。
今なら、まあ、その語るところの正しさも判る。
いつか誰かが言わなくてはいけなかったことだというのも、理解できる。
しかし、なぜ、よりによって橋川が「魔女宅」を観るその直前にそういうこと言ってくれたかなぁ。
まだ高校生の若造だった橋川は、とにかくその一件で宮崎に裏切られた気持ちになってしまったものだった。
結局、その後の約10年間、橋川は宮崎 駿とはほぼ「絶縁」状態にあった。
その作品をまったく観なかった訳じゃなく、観ればやっぱり感動はしたのだけど。
何か……なんかこう、「違う」のだよな、といつも感じていた。
宮崎作品との「復縁」を果たしたのは、「もののけ姫」でやっとだった。
いや、厳密に言うと、それだって本当の意味での「復縁」であるのかどうか。
「千と千尋の神隠し」を劇場に足を運んで観たものかどうか、正直判らない。
多分、観ないだろう。
テレビ放映を観て、きっと感動するのだろうけど。
見苦しくフォローをくわえておくと、橋川は宮崎作品の大半を好きですよ。
「未来少年コナン」を本放映で観ていた世代で、「カリオストロの城」の名シーン、名セリフを今でも話のネタにするし、「ナウシカ」のラストシーンは今観ても泣けるし、「ラピュタ」は心底ハラハラワクワクしました。
でも、でもなぁ……
「理にかなっているけど、ふにおちない」
あえて言うと、そんな感じなのです、「魔女宅」から後の宮崎作品は。
橋川の中で。
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