昭和の伝説二題

プロ野球に詳しい人なら、すぐ思いつくのかもしれないが、今日は例の「天覧試合」が行われた日だそうだ。
昭和天皇ご夫妻の臨席をたまわり、プロ野球というスポーツが、いわば「市民権」を得て現在の国民的娯楽へと大きな一歩を踏み出した日、ととらえれば、その歴史的意義は確かに大きい。

天覧試合ですぐ思い出されるのが、長嶋のサヨナラホームランだろう。
伝わるところでは、あの一発が出ずに延長戦にはいるようなことがあれば、警備上の関係などから、両陛下は試合終了を待たずに球場をお発ちにならなくてはならなかったともいう。
長嶋ファンには、よくぞその場面で打った、というところだろうし、アンチ長嶋には、だからあれは本当はファウルなんだ、ということになるかもしれない。

ところで、後年、やはり王さんがふと漏らしたそうな。
「天覧ホームランと言えばミスターだけど、俺だってあの試合で打ってるんだけどなぁ？」
そして、それを言うなら、負けた阪神にも今となってはなかなか名前も出てこない「天覧ホーマー達成者」がいるのである。

角川書店発行の「ガンダムエース」を読む。
「ガンダム専門誌」もかなりの数が出て、その多くは大抵長くは続かなかったといえ、それ専門の雑誌が発刊されたりする作品というのも、アニメでは他に類を見ないだろう。
安彦良和氏の作品は、数あるファーストガンダムのコミカライズの中でも、ついに出た決定版という感じ。
「シャア少佐だって、実戦で手柄をたてて出世したんだ！」
燃えろ、男なら。

ところで、カイ・シデンが、「シャアの反乱」直後に元ガンダム・チームと出会って共闘する話って、誰が描いたストーリー？