あだち充『タッチ』の文庫版を書店で立ち読み。
コミックスを昔全部そろえてたはずなんだけど、どこへ行ってしまったやら。
ずいぶんひさしぶりで、対須見工の決勝戦から最終回までを読み返した。

「上杉達也は朝倉 南を愛しています」
「世界中の誰よりも」

名シーンだよね、やっぱり。
それまでさんざん、思わせぶりと肩すかしで引っ張っておいて、最後の最後でこれだから、憎い。
最近の少年マンガの、どうにもこう……なラブコメの作者たちは、この作品を10回は読んで欲しいと思ってしまう。
あと『陽あたり良好』もね。

少年マンガと少女マンガにまたがって活躍した人というのも、あだち充で最後なのかなぁ。
まあ、最近はその境界線も、えらくあいまいみたいだけど。
少年マンガの「熱さ」も、少女マンガの「やさしさ」も、両方好きな人間としては、何となくさびしいかもしれない。

〈フリーセル成績〉
 88勝65敗 勝率58パーセント

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